[G様P] 美希の事が好きだから
[投下日:2010.11.28]
先週の火曜日、11月23日は美希の誕生日でした。
日付が変わると同時に「待ってました」とばかりに美希誕生祭動画が次々と投稿されていきます。
この誕生祭の雰囲気って、何度見ても楽しいものですよね。
そして美希といえばこの人を忘れてはいけませんw
<G様P>【美希誕生祭2010】 美希の事が好きだから 【MMD】
今回も本当に楽しい作品です。
AKB48の曲はほとんど聴いたことがないのですが、聞いてみるといい曲多いですね~。
作詞:秋元康、作曲:織田哲郎。この組み合わせは流石ですね。
やっぱり、アイドルの歌とアイマスは相性がいいなぁ、と改めて感じました。
(今回も呼ばれたような気がしたので)まずは動画をチェックしてみます。
①前半は自作背景で美希ソロ。カメラワークは比較的ゆっくりな感じ
②後半は5人でのステージPV、ダンスがハイテンポになり、カメラもこまめに切り替わる
全体に賑やかな背景&モーションなので、CAを入れるとしたら逆にシンプルな字幕系の方が相性いいかな?
という印象でした。
後半は人数も多く、カメラの切り替えも多いので顔被りの回避が難しそう、ということで今回はOPクレジット
の方向でいくことに決めます。
今回は連続字幕系CAなので、続いてストップウォッチで時間を測定します。
この作業で投下開始位置、字幕枚数を決めていきます。

時間を計ってみると、曲の2小節がジャスト3秒という理想的な速度です。コメントの表示時間は3秒間なので、
この曲の場合、曲のリズムにシンクロした字幕の切り替えができるということになります。
というわけで、投下範囲は前奏部分をフルに使った18秒間、字幕は6枚構成で作ってみました。

何となくこんなのを再現してみたりしてw
それでは解説へ。(以下格納)
【1枚目(コメント数:7)】

1枚目ではキングレコードのロゴをコメントで再現してみました。
ロゴの構造は赤・青・緑の連続したアンダーバーの上に白文字というシンプルなもの。
コメントでは比較的再現しやすい部類かと思います。
ではまずは準備としてアンダーバーの部分の構造を考えていきます。

まずは公式HPで、ロゴのアンダーバーの長さを測っていきます。
その結果、ご覧のサイズであることがわかりました(多少の誤差はあると思います)。
そしてこの値の近似値をとって、比で表示していくと1:3:4になることがわかりました。
次に固定方法です。定番はbig16行固定ですが、完全な固定ではなく数pixelのズレが発生してしまいます。
今回のように細い線を並べるスタイルではこのズレはかなり厳しい条件となってきます。
そこで今回使用するのは二重リサイズによる固定。行数は定番のbig10行とします。
二重リサイズによる固定のほうが、big16行よりもズレることなく表示できるので今回はこの方法が有効です。
使用する文字ですが、全角の罫線系では文字が大きすぎてアンダーラインが長くなってしまいます。
そこで半角で表示できる罫線文字ということで、繋がって表示させることのできる『¯』(0x00AF)を
使用します。今回固定する文字は半角文字なので、いわゆる明朝体固定のテンプレートは一切使えません。
個別に空白文字を組み合わせて上手く並ぶように調整していきます。慣れないうちは大変かもしれません。
次に、このアンダーバーと組み合わせる字幕のサイズ・位置を決めていきます。
big16行固定や二重リサイズ固定は、行単位でしか表示位置を決められないので、固定できる高さ(Y軸)も
限られてきてしまいます。そこで、固定コメントの位置を決めてから、積みコメントの位置を調整する
という作業が必要となってきます。なお、今回のアンダーバーはshitaコメントで作っているので、
重ねる積みコメントはueコメントとなります。
それではここから作業工程を順を追って見ていこうと思います。

今回はアンダーバーを画面中央より少し下に配置したいので、big10行の上から7行目に配置します。
場所的に違和感は感じないので、まずはこの場所で決定とします。
次に『KING RECORDS』の文字を配置しますが、まずは文字サイズを決めなくてはなりません。
①アンダーバーの所まで適当な足場を下ろします。これは幅を比較しやすくする為です。
②空白文字を使って臨界幅リサイズをかけていきます。
今回はfullコマンド使用によりゴシック保護文字を画面外に出すパターンを使用しています。
③②が決まったら、付属する字幕のサイズもそろえていきます(画像省略)。

字幕のサイズ、位置がすべて決定したらとりあえず組んでみます。
④改めて適当な足場を下ろします。
⑤実際のレイアウトで字幕を組み上げていきます。
⑥表示位置(高さ)が上手く合わなければ足場の高さを変更して調節していく。
この作業はCAゲージのサブゲージを使用すると楽になると思います。
このように固定コメントと積みコメントを組み合わせるときは、固定コメントの位置を決定してから
積みコメントを調整してやる、という作業が必要になってきます。
最初のうちは、『当たりをつける』という作業がピンとこないかもしれません。
ですが、ずっとやっていれば足場の大まかな高さは覚えてくると思うので、こればっかりは『慣れ』
が重要、としか言いようがないのが現状です。
【2枚目(コメント数:4)】

2枚目はシンプルに。今回は枚数が比較的多いので、コメントの節約を心掛けます。
【3枚目(コメント数:6)】

3枚目では重ね合わせを利用して影付文字を作ります。
色は美希のイメージカラーであるフレッシュグリーン。カラーコードが見つからなかったので
web上から色を抽出して使用しています。一応のカラーコードは#A0D010です。
影付文字は僅かに左右にズレを発生させた上下コメントを重ねるものですが、一般的なのは半角スペース
1個分のズレを発生させるパターンだと思います。
ですが、今回はCA祭の生放送で紹介した更に細かい微調整方法でズレ幅を小さくしてみました。
なお、本動画では後半が5人でのステージPVとなりますが今回の主役は美希なので、他の4人は敢えて
入れませんでした。忠実に情報を提供するのであれば必要かもしれませんが、5人分詰め込むと字幕が
込み合ってしまい、ちょっとうるさくなってしまう恐れがあります。
この辺の情報の取捨選択は毎回細心の注意を払っている部分です。
【4~5枚目(コメント数:8×2=16)】

続いては曲紹介です。曲紹介は大事な要素なので2枚連結の6秒間表示にしてあります。
この6秒間はカメラワークによって美希の位置や画面上での大きさが大きく変化する場所となります。
そこで、ここまでとは表示位置、構成を変化させて曲タイトルだけはシンプルな単独CAのようにして、
画面右下に配置してみました。
ここまでの字幕とは大きく変わりますが、実際再生してみるとそこまで違和感は感じないのでは、
と思っているのですが如何でしょうか。
単独のタイトルCAとして見てみると色数や装飾が非常に少ないですが、極力前後の字幕と比べて
浮かないようにしています。
ちなみに今回使用した装飾はこちらの再利用です。
<エコノミーP>アイドルマスター 春香 『春~spring~』

よく、白い画面にクレパスでササッと走り書きをしたようなイメージってあるじゃないですか。(ない?)
そんな感じをイメージしたワンポイント装飾です。
文字だけだとちょっと寂しいかな、という時に背後に重ねると割と綺麗に見えるようになるので
お手軽で気に入っている装飾パターンのひとつです。
【6枚目(コメント数:3)】

最後は3コメですw。コメント数が結構多くなるイメージがあるクレジット系CAですが、字幕構成・情報量の
制御を上手く行ってやるとこのように少ないコメント数でもそれなりに見えるようになります。
動画のコメントの傾向や速度、雰囲気などの要素を勘案して作っていく作業は、地味ですが個人的には
とても楽しいものになっています。
以上で今回の解説は終了します。
P.S.
本動画の主コメによりますと、G様Pは本作をもってしばらくの間、活動を休止されるとのことです。
これまで沢山の魅力的な動画を提供して頂き、一視聴者としても非常に楽しませて頂きました。
再び、ニコマスの世界に帰ってこられる日を他の視聴者共々、心よりお待ちしております。
本当にありがとうございました。
先週の火曜日、11月23日は美希の誕生日でした。
日付が変わると同時に「待ってました」とばかりに美希誕生祭動画が次々と投稿されていきます。
この誕生祭の雰囲気って、何度見ても楽しいものですよね。
そして美希といえばこの人を忘れてはいけませんw
<G様P>【美希誕生祭2010】 美希の事が好きだから 【MMD】
今回も本当に楽しい作品です。
AKB48の曲はほとんど聴いたことがないのですが、聞いてみるといい曲多いですね~。
作詞:秋元康、作曲:織田哲郎。この組み合わせは流石ですね。
やっぱり、アイドルの歌とアイマスは相性がいいなぁ、と改めて感じました。
(今回も呼ばれたような気がしたので)まずは動画をチェックしてみます。
①前半は自作背景で美希ソロ。カメラワークは比較的ゆっくりな感じ
②後半は5人でのステージPV、ダンスがハイテンポになり、カメラもこまめに切り替わる
全体に賑やかな背景&モーションなので、CAを入れるとしたら逆にシンプルな字幕系の方が相性いいかな?
という印象でした。
後半は人数も多く、カメラの切り替えも多いので顔被りの回避が難しそう、ということで今回はOPクレジット
の方向でいくことに決めます。
今回は連続字幕系CAなので、続いてストップウォッチで時間を測定します。
この作業で投下開始位置、字幕枚数を決めていきます。

時間を計ってみると、曲の2小節がジャスト3秒という理想的な速度です。コメントの表示時間は3秒間なので、
この曲の場合、曲のリズムにシンクロした字幕の切り替えができるということになります。
というわけで、投下範囲は前奏部分をフルに使った18秒間、字幕は6枚構成で作ってみました。

何となくこんなのを再現してみたりしてw
それでは解説へ。(以下格納)
【1枚目(コメント数:7)】

1枚目ではキングレコードのロゴをコメントで再現してみました。
ロゴの構造は赤・青・緑の連続したアンダーバーの上に白文字というシンプルなもの。
コメントでは比較的再現しやすい部類かと思います。
ではまずは準備としてアンダーバーの部分の構造を考えていきます。

まずは公式HPで、ロゴのアンダーバーの長さを測っていきます。
その結果、ご覧のサイズであることがわかりました(多少の誤差はあると思います)。
そしてこの値の近似値をとって、比で表示していくと1:3:4になることがわかりました。
次に固定方法です。定番はbig16行固定ですが、完全な固定ではなく数pixelのズレが発生してしまいます。
今回のように細い線を並べるスタイルではこのズレはかなり厳しい条件となってきます。
そこで今回使用するのは二重リサイズによる固定。行数は定番のbig10行とします。
二重リサイズによる固定のほうが、big16行よりもズレることなく表示できるので今回はこの方法が有効です。
使用する文字ですが、全角の罫線系では文字が大きすぎてアンダーラインが長くなってしまいます。
そこで半角で表示できる罫線文字ということで、繋がって表示させることのできる『¯』(0x00AF)を
使用します。今回固定する文字は半角文字なので、いわゆる明朝体固定のテンプレートは一切使えません。
個別に空白文字を組み合わせて上手く並ぶように調整していきます。慣れないうちは大変かもしれません。
次に、このアンダーバーと組み合わせる字幕のサイズ・位置を決めていきます。
big16行固定や二重リサイズ固定は、行単位でしか表示位置を決められないので、固定できる高さ(Y軸)も
限られてきてしまいます。そこで、固定コメントの位置を決めてから、積みコメントの位置を調整する
という作業が必要となってきます。なお、今回のアンダーバーはshitaコメントで作っているので、
重ねる積みコメントはueコメントとなります。
それではここから作業工程を順を追って見ていこうと思います。

今回はアンダーバーを画面中央より少し下に配置したいので、big10行の上から7行目に配置します。
場所的に違和感は感じないので、まずはこの場所で決定とします。
次に『KING RECORDS』の文字を配置しますが、まずは文字サイズを決めなくてはなりません。
①アンダーバーの所まで適当な足場を下ろします。これは幅を比較しやすくする為です。
②空白文字を使って臨界幅リサイズをかけていきます。
今回はfullコマンド使用によりゴシック保護文字を画面外に出すパターンを使用しています。
③②が決まったら、付属する字幕のサイズもそろえていきます(画像省略)。

字幕のサイズ、位置がすべて決定したらとりあえず組んでみます。
④改めて適当な足場を下ろします。
⑤実際のレイアウトで字幕を組み上げていきます。
⑥表示位置(高さ)が上手く合わなければ足場の高さを変更して調節していく。
この作業はCAゲージのサブゲージを使用すると楽になると思います。
このように固定コメントと積みコメントを組み合わせるときは、固定コメントの位置を決定してから
積みコメントを調整してやる、という作業が必要になってきます。
最初のうちは、『当たりをつける』という作業がピンとこないかもしれません。
ですが、ずっとやっていれば足場の大まかな高さは覚えてくると思うので、こればっかりは『慣れ』
が重要、としか言いようがないのが現状です。
【2枚目(コメント数:4)】

2枚目はシンプルに。今回は枚数が比較的多いので、コメントの節約を心掛けます。
【3枚目(コメント数:6)】

3枚目では重ね合わせを利用して影付文字を作ります。
色は美希のイメージカラーであるフレッシュグリーン。カラーコードが見つからなかったので
web上から色を抽出して使用しています。一応のカラーコードは#A0D010です。
影付文字は僅かに左右にズレを発生させた上下コメントを重ねるものですが、一般的なのは半角スペース
1個分のズレを発生させるパターンだと思います。
ですが、今回はCA祭の生放送で紹介した更に細かい微調整方法でズレ幅を小さくしてみました。
なお、本動画では後半が5人でのステージPVとなりますが今回の主役は美希なので、他の4人は敢えて
入れませんでした。忠実に情報を提供するのであれば必要かもしれませんが、5人分詰め込むと字幕が
込み合ってしまい、ちょっとうるさくなってしまう恐れがあります。
この辺の情報の取捨選択は毎回細心の注意を払っている部分です。
【4~5枚目(コメント数:8×2=16)】

続いては曲紹介です。曲紹介は大事な要素なので2枚連結の6秒間表示にしてあります。
この6秒間はカメラワークによって美希の位置や画面上での大きさが大きく変化する場所となります。
そこで、ここまでとは表示位置、構成を変化させて曲タイトルだけはシンプルな単独CAのようにして、
画面右下に配置してみました。
ここまでの字幕とは大きく変わりますが、実際再生してみるとそこまで違和感は感じないのでは、
と思っているのですが如何でしょうか。
単独のタイトルCAとして見てみると色数や装飾が非常に少ないですが、極力前後の字幕と比べて
浮かないようにしています。
ちなみに今回使用した装飾はこちらの再利用です。
<エコノミーP>アイドルマスター 春香 『春~spring~』

よく、白い画面にクレパスでササッと走り書きをしたようなイメージってあるじゃないですか。(ない?)
そんな感じをイメージしたワンポイント装飾です。
文字だけだとちょっと寂しいかな、という時に背後に重ねると割と綺麗に見えるようになるので
お手軽で気に入っている装飾パターンのひとつです。
【6枚目(コメント数:3)】

最後は3コメですw。コメント数が結構多くなるイメージがあるクレジット系CAですが、字幕構成・情報量の
制御を上手く行ってやるとこのように少ないコメント数でもそれなりに見えるようになります。
動画のコメントの傾向や速度、雰囲気などの要素を勘案して作っていく作業は、地味ですが個人的には
とても楽しいものになっています。
以上で今回の解説は終了します。
P.S.
本動画の主コメによりますと、G様Pは本作をもってしばらくの間、活動を休止されるとのことです。
これまで沢山の魅力的な動画を提供して頂き、一視聴者としても非常に楽しませて頂きました。
再び、ニコマスの世界に帰ってこられる日を他の視聴者共々、心よりお待ちしております。
本当にありがとうございました。
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